「健康でいたいけれど、お金も時間も足りない…」
「とにかく何から始めればよいの?」
日々の忙しさに追われ、自分の健康を後回しにしてしまうこともしばしば。
知識をいれたとて、なかなか実践できない方がたくさんいらっしゃるでしょう。
しかし、健康こそが私たちの人生の質を高める重要な要素であり、健康でいれば、毎日を充実させ、夢や目標に向かって、より一段とポジティブに進めます。
ただし、「健康」と一口に言っても、その定義は人それぞれ。
共通する健康の基準とは何なのか、具体的に言語化する必要があるでしょう。
当記事では、健康の本質的な意味から、健康を手に入れるための具体的な方法まで、わかりやすく解説していきます。読み終えるころには、あなたも健康への第一歩を踏み出す準備ができているはずです。一緒に健康な人生への道を探っていきましょう!
Contents
健康の定義
健康とは、単に病気や怪我がない状態を指すのではありません。
世界保健機関(WHO)では、下記のように定められています。
「完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない」
つまり、真の健康とは以下の3つの要素がバランスよく整った状態と言えるでしょう。
ポイント
・身体的健康:体が正常に機能し、病気や痛みがない状態
・精神的健康:ストレスに適切に対処でき、自己肯定感を持てる状態
・社会的健康:他者と良好な関係を築き、社会に貢献できる状態
健康を維持するための条件
上記の「身体的健康」、「精神的健康」、「社会的健康」の3つの健康を維持することで、私たちは充実した人生を送ることができるのです。
ここからは、健康になるため、健康を維持するための、より具体的な内容に入っていきます。
それぞれの要素について一つずつ見ていきましょう。
身体的健康
みなさんは、「身体的健康」と聞くと、どのような姿を思い浮かべますか?
それこそ「病気がない」「怪我がない」といった例が挙げられます。
では逆に、「身体的不健康」はどうでしょうか。
イメージしやすいのは、暴飲暴食し、体を動かさず、ダラダラと過ごす状態。
まず大切なのは、この「不健康な生活をしないこと」です。
そして、ダメなことがやめられたら、下記を意識していきましょう。
注意ポイント
・適切な体重維持
→BMIを健康的な範囲内に保つことで、様々な疾病リスクを低減できます。
・規則的な運動習慣
→運動は週に150分の中強度の有酸素運動(早歩きやジョギング)が推奨されており、これにより心肺機能が向上し、筋力も維持できます。
・栄養バランスの良い食事
→多様な食品から必要な栄養素を摂取することで、免疫力が高まり、体の調子を整えられます。
いきなり生活習慣を変えるのは難しいので、毎日体重を計る、5分だけ散歩する、油ものを控えるなど、小さなことから始めると良いかもしれません。
精神的健康
精神的健康は、ストレス管理とポジティブな思考の育成が鍵となります。
一言で言っても、「それが難しい!」と思われる方が多いはず。
下記で、詳細を解説していきます。
一つ目のストレス管理とは、どのようなことなのか。
結論、瞑想やヨガなどのリラックス法を取り入れたり、運動したりすることです。
瞑想・ヨガなどをおこなうと、ストレスの原因である悩みや不安を手放しやすくなります。
また、自分を客観視できる視点を持てば、ひとつのストレス原因に過剰な反応をせず、落ち着いた対応ができる確率が上がるはずです。
運動には、ストレスホルモンを減少させ、幸せホルモンを高める働きがあります。
運動し心地よい疲労が、質の高い睡眠にも繋がることでしょう。
身体能力が向上し、日常生活で疲れにくいといった感覚も得られやすくなります。
二つ目のポジティブ思考とは、物事の良い面に目を向けることです。
モノを失くしたとき、悲しいと捉えるか、買い替えられてラッキーと捉えるか。
道を間違えたとき、間違えてしまったと捉えるか、良い店が発見できるかもと捉えるか。
良い面に目を向ける癖ができると、困難からの回復力、自己肯定感が高まります。
たとえば1日で10回、この思考の違いが起きれば、積み重なって、1年で3,650回の前向きか下向きかの差が生まれるのです。
これらの「管理」と「思考法」は、精神的健康には欠かせません。
社会的健康
社会的健康とは、良好な人間関係とコミュニティのつながりが実感できているかを指します。
まずは一番身近な家族や友人との絆を大切にし、互いにサポートし合える関係性を構築することが重要です。
もし家族や友人の関係性が不十分であると感じるならば、改善のアクションとして、小さくても「何を与えられるか」を考えるとよいでしょう。
また、仕事場、趣味の活動、地域活動やボランティアへの参加を通じて、より広いコミュニティとのつながりを持つことも大切です。
社会との関わりを持つことで、所属感や自己有用感が高まり、精神的の安定につながります。
心から信用できる人がいて、自分の居場所があれば、「社会的健康」を満たしているといえるでしょう。
健康を手に入れるための合理的で簡単な方法
「健康の基準とは」がわかったところで、次に具体的なアクションを紹介していきます。
実行して、すぐに効果は出ませんが、大切なのは継続して積み重ねること。
できることから、意識して日常生活に落とし込んでみてください。
取り入れやすい健康習慣
みなさんは気が付いていないだけで、日常に取り入れやすい健康のための習慣は、たくさんあります。
たとえば、毎朝の数分程度の深呼吸(瞑想)、エレベーターではなく階段の利用、十分な水分摂取など、これらの習慣は特別な時間や準備を必要とせず、日常生活の中で無理なく続けられます。
「少し疲れること」「少し面倒くさいこと」がご自身のためになるので、続けられそうなものを見つけてみましょう。
食事の見直し
バランスの良い食事のためには、カラフルな野菜を意識的に摂りましょう。
簡単なヘルシーレシピとして、レンジでチンするだけの蒸し野菜のサラダや、沸騰したお湯に入れるだけの鶏むねチャーシューなどがおすすめです。
自炊が厳しい方は炭水化物のみではなく、タンパク質や野菜も豊富に入っている商品選びを。ゆで卵、サラダチキン、魚、ドレッシングで食べるサラダパスタあたりをチョイスすると外れなさそうです。
商品選びが問題ない方は、食べ過ぎにだけ注意してください。
短時間でもできる運動
忙しい毎日でも、朝の短い散歩やお風呂上がりのストレッチ、帰宅時の15分ウォーキングなど、隙間時間を利用した運動を取り入れましょう。
頭のスッキリ感、寝つきがよくなる、ストレス耐性ができる、血行が良くなるなど、運動にはたくさんのメリットがあります。
ポイントは「軽い運動」。強度の高すぎる運動をしてしまっては、逆に疲労感が残ってしまい、「健康」から遠ざかりかねません。
1日15分、取り入れて実感してみてください。
ストレス解消法
深呼吸エクササイズや趣味の時間確保、デジタルデトックスなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
下記を参考にしていただければ幸いです。
メモ
・ドライブやゲーム、アート作成などの趣味に没頭する
・自然豊かな場所へ観光に行く
・お風呂(温泉)に入る
・友人と話す
・映画、舞台などのエンタメに触れる
まとめ
健康を維持するための条件は、身体的・精神的・社会的健康のバランスを保つことです。そして、その実現のためには日々の小さな習慣の積み重ねが重要です。
完璧を求めるのではなく、できることから少しずつ始めていきましょう。例えば、今日から水を多く飲む、または短い散歩を始めるなど、小さな一歩から始めることが大切です。
健康的な生活は、あなたの人生をより豊かで充実したものにしてくれるはずです。この記事を読んでくださったあなたは、すでに健康への第一歩を踏み出しています。自分のペースで、楽しみながら健康的な習慣を築いていってください。